理念

人が生きていくという事は、家族をはじめ周囲の人や地球上のあらゆる環境に支えられている事を意味します。
ですから、生きていくということは責任であると言えます。
その責任を果たすために「自分自身を実現したい!」、「自分自身の存在価値を高めたい!」と願うのです。
そして、どんなに貧しい家に生まれようが、どんなに裕福な家に生まれようが、
人にはそれぞれ「生まれてきた意味」や「生きていく意味」があるのです。
生きていく中で「どれだけ多くの人の幸せに関わる事ができたか?」
それこそがその人の存在価値です。
人生の価値とは多くの人を幸せにすることにあると私たちは信じています。
これから日本企業に問われるのは、「企業としての社会的責任(CSR)」です。
社会的責任とは寄付を沢山している企業のことではありません。
従業員も含めた社会の人々のためにどれだけ貢献しているかということです。
巷の本屋さんに行けば、さまざまな自己啓発本があります。
さまざまなビジネス経験を持った人達が、さまざまな切り口で語っています。
しかし、その中に書かれていることの多くは「本当の幸せ」について書かれているようで、
実は「自分と家族だけの幸せ」にだけしか言及されていないような気がします。
ある人が私に教えてくれました。それは「たらい水」の法則です。
たらいに水を入れ、自分の方に一生懸命かきこむと、全て脇から逃げていきます。
しかし、その一方で、自分の反対の方へ押しやると、知らず知らずのうちに脇から水はどんどん入ってきます。
社会貢献活動を通じて「人のタメに生きる!」ことで「自分の本当の幸せを手に入れる!」良いたとえ話だと思います。
人はどうすれば幸せに生きる事ができるのでしょう?
人間はみんな幸せになろうと生きています。
世界のどんな人種の人であっても、どこの国に住んでいようとも決して変わらない真理です。
だから人の立場に共感し、自分ではない誰かのタメに生きる事で、
人間は「本当の幸せ」というものがもたらされるのが掟でしょう。
しかし、現在、私たちを取り巻いている環境はどうでしょうか?
「自分だけ良ければ他人なんかどうでもよい!」、
「お金で買えない幸せなどあるはずがない!」 などという風潮が蔓延している日本。
また、世界的に見ると人類は大きな転換期を迎えているような気がします。
「今日食べるものを確保したい!」とか、「貧しさから抜け出したい!」と産業革命以降、
石炭や石油などの化石燃料を使って発展してきた人類が、世界中の貧富の差を作り出し、
「自分のためだけならもう十分である」と言う国の人が、
「ワクチンすらない」と嘆いている国の人達にどのようにしてあげれば良いのでしょうか?
このまま自制のきかない欲望のまま生きていけば、子供たちの未来がないことは明らかです。
「社会のために」、「社会を良くしたい」、「人のタメに」と言った視点でここまでビジネスを続けてきました。
このように書くと、私たち安寿の郷プロジェクトに関係する仲間は、
とても立派な人間だと思われるでしょうが、決してそうではありません。
私たちだって、「いい車に乗りたい!」、「いい家に住みたい!」など、「自分の欲」の奴隷になることもあります。
しかし、行き場のない困った高齢者の人達をみると、「なんとかしてあげたい!」と思いなおします。
また、オーナーに対しても同じです。
建設会社に勧められるまま多額の借金をして建てた虎の子のアパートやマンション。
残念ながら当初の目論みは夢破れ、満室どころか空室を埋めるための家賃値下げ合戦。
そのようなオーナーと出会う度に、自分の欲を忘れ、「なんとかしてあげたい!」と考えるようになります。
そこでひとつの結論に達しました!
「人のタメに」働く時、人間はこの葛藤と共にさまざまな「気づき」を得る事ができます。
その気づきこそが私たちを成長させ、幸せにしてくれるという真実です。
「誰かのために生きてみよう!」、「行き場のない高齢者の人達」と「空室で悩むオーナー」をなんとかしてあげよう。
そう願い続けてこのビジネスモデルを考案しました。
このビジネスモデルは、
私たちだけが儲けるために全国に広めるつもりはありません。
社会の歪で困っている人達のために何かをしてあげようと思って広めようと思っています。
そうすれば全国各地域で、
理念に賛同して頂いた誰かを通じて、
見たこともない誰かを幸せにする事ができると思います。
